地鶏のもみじ

鶏と一言でいいましてもいろいろな品種があります。用途別に卵用種、卵肉兼用種、肉用種および愛玩用種に分類できます。鶏が日本に渡来した年代は明らかではありませんが、中国から朝鮮半島を経たといわれています。当初は観賞用だったので体重が500〜600gと小さく、かなり飛翔力がありました。産卵数も年に50個前後しか産みませんでした。その後、改良を加え体重も3kgと大きくなり、卵も年に300個以上産卵するようになりました。その中で当店が扱う鶏は肉用種ですが、これもそれぞれの品種に分かれます。食用として肉になる訳ですから早く成長し、尚且つ大きく育たないと生産者は利益に結びつきません。そこで白色コーニッシュ種の雄に比較的産卵性のある白色プリマスロック種等の雌を交配した交雑種のヒナがブロイラー種といわれます。ブロイラー種は10週齢までの発育が非常に早い鶏です。但し、この鶏には大きな問題点があります。鶏は全て一切広げることの出来ない何段にも積み重なったケージに飼育されます。そして太らせるためドンドン餌を与えられます。
ところが超過密飼いのため、病気が発生すると大きな被害になるため、餌には抗生物質や合成抗菌剤が混ぜられています。因みに2.1kgくらい食べると 体重が1kg増えるのです。
会社の利益のためだけを考えるのならこれでいいのでしょうけど、私共の方針には適切性に欠けます。
まず販売する商品は安全であることが第一と考えているからです。それが美味しくて安ければこれにこしたことはありません。ただ、安全で新鮮、美味しいという商品が安い訳がありませんので我々はまだ知られていない食材に路線を変えただけです。それを私共はB級グルメと定義付けました。

コラーゲンたっぷり!コリッとした軟骨の食感!

地鶏の足(もみじ)は大分県の地元では酒の肴としても人気のある郷土料理となっています。また中料理にも使われているようです。ただ見た目はかなりインパクトがありますね。(笑)
当店はこれをワンちゃんの食材としてご紹介しています。与え方としましてはまず必ず“爪”を切ります。
普段生食に慣れているワンちゃんはそのまま与えて下さい。最高のコラーゲンとカルシウムがタップリ含まれています。その他にもみじを煮込んだスープは最高です!ワンちゃんには味付けをしないで容器に移し、冷蔵庫で保管します。そして使う時に少し熱めに温めて生肉やご飯に掛けて上げて下さい。残った足は大事な栄養源ですからそのまま与えるか、おやつとしてご利用下さい。

ヒアルロン酸たっぷり!乾燥しておやつにどうぞ

ご存知の通り、鶏の鶏冠にはヒアルロン酸が豊富に含まれています。このヒアルロン酸強力な保水力によって肌に潤いを与え、毛並み良くしてくれます。また関節の動きや働きにもよく利用されています。
しかし、ヒアルロン酸はあまり知られていませんが、若返り成分も含まれているのです。鶏の鶏冠は別名、鳥帽子(烏帽子)ともいわれ焼き鳥店でも商品として出されています。断面のネバリ成分が旨味成分に変わりジューシーでコリコリとしてアワビのような触感なんだそうです。高知県では鶏冠バーガーとして販売されています。その他、フランス、スペイン、イタリアでも料理として使われています。
鶏の鶏冠もワンちゃんの大好物です。天日で干したり、乾燥器を使っておやつとしてご利用下さい。

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